1969年生まれ、アゼルバイジャン出身のジャズピアニスト、Aziza Mustafa Zadeh (アジザ・ムスタファ・ザデ)。
作曲家や歌手としても活躍する音楽家で、ジャジーザ (Jazziza) という愛称でも知られています。

1988年18歳の時に、セロニアス・モンク国際ジャズピアノコンクールで3位に入賞しています。
アゼルバイジャンやヨーロッパでものすごい人気があるそうで、アルバム総売上枚数は1500万枚超えているらしいですね。
現在はドイツに在住し、活動しています。

彼女の特徴はアゼルバイジャンの伝統音楽、ムガームをジャズと融合させた楽曲を制作、演奏していること。
それにクラシックの素養も持っています。

実はこのスタイルは父親のVagif Mustafazadeh (ヴァギフ・ムスタファ・ザデ)から受け継いだもの。
ヴァギフもまた一流のピアニストで、アゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国名誉芸術家に選定され、 死後にアゼルバイジャン国家賞が追贈されたりもしました。
惜しくも39歳の若さで1979年、自身が出演したコンサートの後間もなく心臓発作で亡くなっています。

『Jazz Compositions』 -Vagif Mustafa-Zadeh-



『Vagif』という曲が収録されている1993年のアルバム「Always」や1995年のアルバム「Dance of Fire」にも『Father』というタイトルの曲があります。

『Always』



最初に聴いたのは『Dance of Fire』という曲でそういった部分に一気に引き込まれてしまいました。
楽曲の魅力はやはり中東のエキゾチックなメロディやフレーズが叙情的でドラマティックな部分。
スキャットや歌が入っている曲も多いですね。歌は時にスピリチュアルな雰囲気も感じます。

『Dance of Fire』


Vagif Mustafazadeh、Aziza Mustafa Zadehの作品を聴いていると、最近活躍がめざましいShai MaestroやTigran Hamasyanなど中東ジャズピアニストなどにも大きな影響を与えているのでないかなぁと思ったりしました。