1993年生まれのキューバの歌手ダイメ・アロセナ。
8歳より歌手活動を開始し、キューバの著名なミュージシャンのサポートシンガーなどの活動をしてきて、作曲や編曲なども手がける多才な早熟の音楽家。

DJのジャイルス・ピーターソンがコンピレーションに収録し、話題になり彼の提案で初のソロ名義での作品を発表しました。
『Nueva Era』というとても気に入っている作品です。

歌と鍵盤楽器、パーカッション等が中心なシンプルな構成ですが、必要な音しか使っていないと感じるような洗練された作品。

歌は堂々していて芯があって力強いですが、耳にとても柔らかく入ってきます。ジャズ、ブルース、キューバ、聖歌などの要素が感じられ、荘厳な雰囲気からポップな部分があったり緊張感のあるところなど様々な表情が見えます。

鍵盤はオルガンやピアノなどでジャズ的な要素が強く、バッキングはループ的なものがあったり、レアグルーヴのような部分、フワッとしたアンビエントのような演奏もあったり、アイデアや引き出しがとても豊富。
ソロも圧巻の上手さで、センスが良いです。

リズムはパーカッション中心で、地域性のあるモタりがある曲などあったり、クラブミュージック的に感じたり、もちろんキューバの要素もあり最高です。ミドルテンポくらいの曲が多く、本当に丁度いい感じで落ち着いて踊れるような感じもして楽します。
チェロやトランペットが入っている部分もあります。

2015年10月には来日もするようですね。
今後の作品も楽しみな勢いのある音楽です。