1962年、イタリアのナポリ出身のマルコ・ズルゾロはジャズのサックス奏者。
ナポリ音楽院にてフルート、作曲を学びました。その後サックスを手にし、ジャズの分野に入っていくことになります。
ズッケロやチェット・ベイカーなどジャンルを超えた国内外のミュージシャンのライブや作品に参加し、 イタリア映画のサウンドトラックの制作などの経歴もあります。
近年では自身が率いるバンドで、地中海周辺や、ワールドミュージックの要素をを取り込み、現代的で面白い作品を作っています。


2002年の作品「Napoli Ventre Del」



ウードから始まり、全体的に中東の要素が強く感じられる作品。
3曲目、5曲目などはユダヤの音楽、クレズマーの影響なども感じます。
サックス、パーッカション、ベース、ウード、アコーディオン、マリンバなどの編成。
曲やメロディが良くて、曲の構成やアレンジもこだわりが感じられ、曲調もバランスが良くて飽きさせません。
独特で不思議な完成度の高いミクスチャー音楽ですね。


2005年の作品「7 E Mezzo」



こちらもジャズであり、様々なワールドミュージックの断片を織り交ぜたような作品。
サックス、クラリネット、トロンボーン、チェロ、ウード、ベース、パーッカッションなど演奏家は10人参加しています。
どの曲も面白いですが、印象に残った3曲目は始まりはボサノバかと思いましたが、タンゴやフラメンコや中東を混ぜ込んだような面白い展開。
ワールドミュージック的な郷愁や''コブシ''を感じる場面も多いかなと思います。
最近はジャズなどの分野でも注目を集めるクラリネット奏者ガブリエル・ミラバッシも参加しています。


2009年の作品「Migranti - Un mare di sogni」



1曲目はマリンバから始まるアフリカ的で牧歌的な曲。2曲目はRumbaというタイトルのラテン要素のあるジャズ。
さらに曲の幅が広ががった印象。ピアノも入っておりジャズ的です。アフリカの要素が多く感じられます。