イスラエル生まれのカナダ人、Itamar Erez(イタマル・エレズ)は作曲家でギタリスト。

幼少のころはイスラエルのテルアヴィヴで育ちアメリカ・イスラエル文化基金の助成によりギター、ピアノ、作曲を学び、 イランのテヘラン出身の高名なクラシックギタリストJoseph Urshalmiからギターを習いました。
その後ロベルトシューマン音楽大学でも作曲を勉強、若い音楽家達によるスコットランドの室内管弦楽団の参加経験、 映画や演劇のための作曲などずっと音楽に浸かってきた方です。

1994年にはイギリスでオペラのステファン・アーレン賞にノミネートされたり、1997年にはイスラエル首相から作曲者として賞を受けました。

2003年頃からジャズと中東の音楽の共通性などを追及し、アダマ・アンサンブルを結成します。
リード楽器担当のTony Nickel、タブラのStefan Cihelka、ベースのLaurence Mollerupの4人で2006年に「Deert Song」というアルバムを発表しました。 ジャズと中東の見事な融合を果たし、ハイレベルなアンサンブルになっています。
4曲目はAfrican Dreamなんていう曲もあり、アフリカ的なパーカッションなどもはいっていて、中東以外の世界観も取り入れることもしています。
中東系の哀愁のある雰囲気もあり、ミドルテンポの曲が多いです。好盤です。



アダマ・アンサンブルでの2作目『Homamge』
彼自身、有名なウード奏者Anouar Brahem(アヌアル・ブラヒム)から影響を受けていると語っています。 1曲目がAnouarという曲ですね。
4曲目には作曲や演奏家のOmar Faruk Tekbilekが参加(おそらくネイという笛で、、)
7曲目にはYehuda Shveikyというボーカリストも参加しています。前作の雰囲気を保ちつつ新しく参加しているミュージシャンなどもいてこちらも面白いですね。



2013年には作曲家であり、パーッカッショニストのYshai Aftermanとのデュオ作品「New Dawn」を発表。
二人の演奏のレベルの高さに息を飲みます。以前のアルバムにも収録されている曲も入っているようです。
ピアノも入っている曲があり、イタマル・エレズ本人が弾いているのかなと思います。こちらも素晴らしい作品ですね。