モロッコのフェズ出身の歌手AMINA ALAOUI (アミナ・アラウイ)は1964年、貴族の家に生まれ6歳からアンダルシアの古典音楽を学び始めたそうです。 ピアノを弾いたり、その後はヨーロッパ的なクラシックも勉強しました。 マドリードとマグレブの大学でスペイン語とアラビア語を習ったそう。才女ですね。 少し哀愁を帯びているような力強い声です。


ノルウェーのピアニスト、Jon Balke(ヨン・バルケ)が全曲作曲した2009年、『Siwan』というアルバムにボーカルとして全面的に参加しています。
バイオリンや少しエ電子音も入っており、現代的な民俗音楽という感じで面白いですね。
トランペット/エレクトロニクスでJon Hassell(ジョン•ハッセル)も参加しています。


こちらは2011年の『Arco Iris』という作品。
ボーカル、バイオリン、ウード、フラメンコギター、マンドリン、パーカッションという編成のアコースティック作品。
アラビックな雰囲気が強いですが、ファド的な曲や、フラメンコギターも入っていて無国籍があります。
自身が作曲している曲も多く、トラディショナル曲もあり。哀愁があり叙情的でゆったりした曲が多くとても落ち着きます。


日本ではキングレコードのワールド•ミュージックライブラリー•シリーズからCDが出ています。
こういった作品も出るくらいなので、アンダルシア音楽では有名な方のようです。