IDAN RAICHEL(イダン・レイヒェル)は1977年生まれのイスラエルでは有名な作曲家、鍵盤奏者、音楽プロデューサーです。
歌手のバック・ミュージシャンとしてプロ活動を開始し、現在はThe Idan Raichel Projectというチームを結成し、様々なミュージシャンとエスニックな歌ものなどを発表しており、国内外問わず絶大な人気があります。


マリ共和国の国際的で偉大なギタリスト、故Ali Farka Touré(アリ・ファルカ・トゥーレ)の息子、1981年生まれのVIEUX FARKA TOURE(ヴィユー・ファルカ・トゥーレ)。 父のアフリカのブルージーなスタイルを継承する彼もまたギタリストです。


この2人がドイツの空港のでたまたま出会う機会があり、すぐに意気投合してしまい、テルアヴィヴ(イスラエルの都市)のスタジオで録音し2012年『The Tel Aviv Session』を発表します。ピアノとギターを中心にアコースティックでミニマルで無国籍な雰囲気の作品です。



2014年には『THE PARIS SESSION』を発表。作風は前作と似ていますが、ターキッシュクラリネットや吹きもの系奏者のEYAL SELA、ギニアの歌手のSekouba Diabaté、トランペットのNiv Toar、などが参加し曲調が少し広がった印象。イダン・レイヒェル、ヴィユー・ファルカ・トゥーレの交友が伺えます。 部分的にシンセ?なんかも使っているような部分も。


両作ともいい意味で少し土の香りがあり、ブルージーでエキゾチックでピアノが美しいです。大好きな作品です。おすすめです。