Lena Willemark (レーナ•ヴィッレマルク)は1960年生まれのスウェーデンの音楽家。
スウェーデンのダーラナ地方で森林管理を仕事とする父のもとで育ちました。
そういった環境の中で民謡や伝統音楽などの影響を受け、現代的なポピュラー音楽などもラジオで聴いたりして育ったということです。
1970年代にはストックホルムでジャズに傾倒し、音楽を学んでいきました。
彼女の参加している作品は彼女の育ったスウェーデンの美しい土地を彷彿させるようなジャズやフォークミュージックを感じる独自の世界観ので好きな作品が多いです。


2015年は日本人の25絃箏奏者の中川果林さん、ベーシストのAnders Jormin(アンデルス・ヨルミン)とのトリオで、ドイツの名門ECMレーベルから「Tree of Light」という作品を発表しています。
ボーカル、フィドル、ベース、箏が緊張感がある雰囲気で、このアンサンブルはなかなか独特で面白いですね。
レーベルの特徴もありますが、温度感の低く、アーティスティックで不思議なエキゾチックさも感じる作品です。
2015年の5月頃に日本でこの三人でツアーも行っていました。



彼女の代表的なグループのフォークトリオFrifotはマンドリンや様々な楽器をこなすAle Möller(アル•メッレル)とフィドルのPer Gudmundson(ペール・グッドムンドソン)とのグループです。
ECMレーベルからリリースしている作品もありますが、その他のレーベルからリリースしている作品、2007年の『Flyt』、2003年の『Sluring』などはECM作品と比べると聴き易いですね。
個人的にこの2枚はとても気に入っていて何度も聴いています。
高原を思わせるような爽やかさがあり、伝統音楽的な曲が多く、ボーカルは芯があってスピリチュアルです。



それとソロ名義作品を一つご紹介。
『Windogur』というアルバムはジャズとトラディショナルな要素が見事なバランスで収録された名盤だと思います。
ジャズピアニストとしてもベテランで有名なBobo Stenson(ボボ•ステンソン)など参加しています。
ボーカル、バイオリン(フィドル)、ピアノ、チェロ、パーカッションという編成です。
故郷のエルヴダーレンの踊りのための三拍子の音楽、『ポルスカ』をとり入れた曲や、実験的、即興的な部分などもあり、とても面白いですね。